著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
昭和32年、群馬県の相馬ヶ原で「弾拾い」をしていた日本人女性が射殺された。まるで雀を射つように銃撃した米兵に、「重罰」を科さないとの日米密約が交わされ、日本の司法は執行猶予の判決を下す。なにを裁き、なにを裁かなかったのか?米兵犯罪のうらにある真の罪科をいま、鋭く検証する。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 米兵ジラードの犯罪(薬キョウによる殺害 |
2 | 意外な情報源 |
3 | 相馬ヶ原 |
4 | 弾を拾う) |
5 | 第2章 米兵を立件する(社会党の追及 |
6 | 困難な米兵の立件に挑む |
7 | 裁判権をめぐる係争) |
8 | 第3章 「ジラード事件」と昏迷するアメリカ(裁判権で迷走するアメリカ政府 |
9 | ジラード側、政府を訴える |
10 | 新聞と世論 |
11 | 紛糾する議会) |
12 | 第4章 下された判決と日米の密約(裁判権の行方と密約の存在 |
13 | 公判はじまる |
14 | 判決とその評価) |