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商品説明
歌舞伎に女形は必要か否か。これは、永遠の問いでなければならない。女形の存在の根本に係わる問いであり、女形が負っている宿命みたいなものである。「十八代目中村勘三郎の芸」の著者による、歌舞伎の本質に迫る本格評論、第二弾。
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収録内容
1 | 序 たおやめぶりの戦略―五代目玉三郎小論 |
2 | 第1部 女形の哀しみ(女形の哀しみ―歌舞伎の女形の宿命論 |
3 | 女形の誕生 |
4 | 女形芸の実のなさについて ほか) |
5 | 第2部 バロック的なる女形(バロック的なる女形 |
6 | 本当は怖い「道成寺」―「娘道成寺」の白拍子花子 |
7 | 獅子物舞踊のはじまり―「鏡獅子」の小姓弥生後に獅子の精 ほか) |
8 | 第3部 女形の現在・未来(女形のファルス―六代目歌右衛門小論 |
9 | 扇雀の美しさ―女形の写実の美について |
10 | 演劇におけるジェンダー―「十二夜」での菊之助の二役) |