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商品説明
ナチス政権下のドイツで、タクトを振り続けた日本人指揮者Maestro Konoye―。本書は、近衛秀麿にまつわる、次の三つの「謎」に光を当てる。一、ドイツを拠点とした「音楽活動」に秘められた謎。二、ユダヤ人の救済という「人道活動」に秘められた謎。三、終戦直前、アメリカ軍捕虜となった背景に秘められた謎。音楽家は、戦火の欧州をいかに生き抜いたのか―。その波乱に満ちた壮絶な生き様が明らかになる。
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収録内容
1 | 第1章 ベルリン・フィルを初めて指揮した日本人(留学生が成し遂げた快挙 |
2 | ベルリン・フィルの番人 ほか) |
3 | 第2章 ナチス政権下の音楽家たち(三一名の署名 |
4 | 「暗黙の了解」 ほか) |
5 | 第3章 亡命トライアングル(新響の労働争議 |
6 | 秀麿、アメリカへ ほか) |
7 | 第4章 「近衛オーケストラ」の秘密(フルトヴェングラーの秘書からの依頼 |
8 | フルトヴェングラー、アメリカ入国を拒否される ほか) |
9 | 第5章 最後の謎―米軍中尉ネルソンとの対話(「コンセール・コノエ」の演奏会評 |
10 | 秀麿、楽譜を隠す ほか) |