本/雑誌

〈日本的なもの〉とは何か ジャポニスムからクール・ジャパンへ (筑摩選書)

柴崎信三/著

1760円
ポイント 1% (17p)
発売日 2015年08月発売
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仕様

商品番号NEOBK-1845229
JAN/ISBN 9784480016218
メディア 本/雑誌
販売筑摩書房
ページ数 280

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

十九世紀末の浮世絵や陶磁器から近年の絵画や建築、アニメーション、ファッションまで、日本を見つめる外国人のオリエンタリズムを背景にした眼差しが「日本趣味」を“発見”し、その刺激によって国民に“ジャパネスク”が喚起されてゆくというメカニズムが、日本近代の文化表象の著しい特色となった。“日本的なるもの”の核心はいまどこにあるのか。“日本的”とは、いま何を意味するのか。“日本”を象徴するさまざまな“作品”の成り立ちをたどりながら、こうした問いへの答えを探る。

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    収録内容

    1 第1章 “日本”をあこがれる(ジャポニスムのまなざし
    2 ある裸体画のモデル―山本芳翠とジュディット・ゴーティエ
    3 “蝶々夫人”を探して―プッチーニと「誤解」の循環
    4 “伝平重盛像”はだれか―マルローが育んだ“神話”)
    5 第2章 “日本”が立ち上がる(つくられる「伝統」呼び出される「祖国」
    6 迷宮としての五浦六角堂―岡倉天心の隠れ家
    7 一九四〇年の詩と真実―山田耕筰と北原白秋の永訣
    8 “富士”というトポス―横山大観と国民のまなざし)
    9 第3章 見つめられる“日本”(天皇を頂く国―異文化とのはざまで
    10 モンパルナスの光と影―「寵児」フジタの陰を生きた画家
    11 天正遣欧少年使節と南蛮絵画―蒐集家・池長孟の戦中戦後
    12 米国大使館の昭和天皇―フェイレイスとファラーズの眼)
    13 第4章 建築意匠のなかの“日本”(“風景”が語りかけるもの
    14 東京駅と日本橋―辰野金吾と妻木頼黄のたたかい
    15 ふたつの「鹿鳴館」―三島由紀夫と「空っぽな戦後」
    16 東京五輪と“太陽の塔”―丹下健三と岡本太郎の「対決」)

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