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商品説明
人間として、画家として―善意の人、敬虔なプロテスタント、弱者に寄り添うヒューマニスト、オランダ伝統の清教徒、情熱的な理想主義者...多くの顔をもつゴッホが生涯をかけて描き、訴えたかったのは何だったのか。肖像画・風景画・静物画・デッサンほか作品世界を一望し、遺された膨大な書簡も繙きつつ、その芸術と心の旅路をたどる本格評論。
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収録内容
1 | 1章 初期の名作“馬鈴薯を食べる人達”とその周辺(ゴッホと農民画 |
2 | 図像的源泉 |
3 | リアリズムと精神性) |
4 | 2章 多彩な自画像と描かれたパイプの謎(自画像とその周辺 |
5 | ゴッホにおける肖像画と自画像 |
6 | パイプの謎) |
7 | 3章 リアリズムの表象としてのモチーフ“古靴”(ゴッホと静物 |
8 | モチーフとしての靴 |
9 | 描かれた靴 |
10 | ゴッホのリアリズム |
11 | ゴッホの古靴 |
12 | 二つの議論 |
13 | この世の旅人) |
14 | 4章 “烏の群れ飛ぶ麦畑”が暗示する“心の北帰行”(“終焉の地”オーヴェールのゴッホ |
15 | 凄絶なゴッホの遺言状“烏の群れ飛ぶ麦畑” |
16 | その画面形式について |
17 | ゴッホにおける麦畑 |
18 | 烏=死の予感? |
19 | 諸家の解釈 |
20 | ゴッホの北帰行) |
21 | 5章 “アルルのはね橋”ほかの「橋づくし」(橋さまざま |
22 | 印象は以前の橋 |
23 | 印象派の橋 |
24 | “アルルのはね橋”とその周辺) |
25 | 6章 魂の独白としてのゴッホのデッサン(デッサンの芸術 |
26 | デッサンへの道 |
27 | 魂のモノローグとしてのデッサン) |