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商品説明
200年前に書かれた『フランケンシュタイン』が提示する問題系の現代的な意義=「つぎはぎ」「知性や労働の複製」「母性をめぐる解釈」などをめぐり、日本の戦後SFへの継承をたどる!鉄腕アトム、鉄人28号、人造人間キカイダーなどの国産の漫画、アニメを「怪物からロボットやサイボーグへ」というテーマでつなぎ、日本SFの代表的作家、小松左京、光瀬龍、荒巻義雄、田中光二、山田正紀などへの継承と変遷をたどり、伊藤計劃と円城塔の合作『屍者の帝国』と通底する精神史とは...。
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収録内容
1 | 第1部 メアリー・シェリーの遺産(生命創造とつぎはぎの身体 |
2 | 魂なき肉体と機械の複製 |
3 | 境界線上の怪物 |
4 | グローバル化のなかの怪物) |
5 | 第2部 戦後日本におけるフランケンシュタイン(怪物からロボットやサイボーグへ |
6 | 神との闘争をめざして |
7 | フランケンシュタインと対抗文化 |
8 | 怪物たちの共同体 |
9 | フランケンシュタインの問題群) |
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