小津安二郎の悔恨 帝都のモダニズムと戦争の傷跡
指田文夫/著
指田文夫/著
仕様
商品番号 | NEOBK-1849851 |
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JAN/ISBN | 9784908073137 |
メディア | 本/雑誌 |
著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
失敗作と酷評される『東京暮色』こそ傑作であり、小津の本心が秘められている。戦前、モダニズムの洗礼を受け、戦後も一貫してその価値観で作品を作り続けたかに見える小津安二郎に隠された「悔恨」と揺らぎを、作品から掬いあげ、新しい小津像を描き出す異色の評論。『黒澤明の十字架』の補遺を通し、巨匠二人の戦争との関わりを鮮やかに対比した論考を付す。