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商品説明
大人の親指ほどしかない小さなカヤネズミは、れっきとした野生動物です。でも、野生だからといって、街から遠く離れた、自然がゆたかな場所だけにすんでいるのではありません。背の高いイネ科の植物の仲間をまとめて、カヤといいます。そのカヤがたくさん生えている草むら“カヤ原”があれば、街を流れる川の河川敷や堤防で出会えるかもしれません。田んぼや、耕作をやめた畑に草がしげると、そこにいることもあります。それほど、わたしたちの身近にすんでいるのです。ところが、カヤネズミは絶滅のおそれがあると、各地で報告されています。生息地である草地を、人間が開発して減らしているからです。人間の生活が大事か、野生動物が大切かではなく、ともに生きるための方法をみなさんも考えてみませんか。
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収録内容
1 | はじめに―さあ、フィールドに出かけよう |
2 | 第1章 カヤネズミ、きほんの「き」 |
3 | 第2章 カヤネズミの親子と、すんでいる草むら |
4 | 第3章 なぜ、カヤネズミが減っている? |
5 | 第4章 カヤネズミを調べる―先生から出された宿題 |
6 | 第5章 カヤネズミを調べる―飼育しながら観察する |
7 | 第6章 カヤネズミを調べる―野外で観察し、調査する |
8 | 第7章 草刈りとカヤネズミを両立できるか... |
9 | 第8章 カヤネズミの巣を探して三千里!? |
10 | 第9章 みなさんも「カヤニスト」になろう! |
11 | おわりに 野生動物を守りたいと思っているあなたへ |