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商品説明
知識は世界の模造品なのか?“在る”ことと“知る”こととの直結的な自明性を断ち切って、真理観の複数性という観点から認識の浮遊性を説く。われわれの知識世界を大きく拡張する、新たな“科学思想史”の試み。政治や経済と密接な関係をもたざるを得なくなった科学の現状(ポスト3・11ワールド)にも介入し、知識と世界と政治との関係を根本から問い直す。
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収録内容
1 | 第1部 科学とその外部(科学と超域的世界 |
2 | 「科学的」とは何か |
3 | 場の自律性と社会力学 |
4 | エピステモロジーに政治性はあるか) |
5 | 第2部 認識と実在(真理生産の法廷・戦場・劇場 |
6 | “認識の非自然性”を頌えて |
7 | 科学と可能的・幻想的世界 |
8 | 虚構に照射される生命倫理 |
9 | “境界人間”の不穏な肖像 |
10 | 合成生物の“生政治学”) |
11 | 第3部 知識と政治(リスク論の文化政治学 |
12 | 生命の価値 |
13 | “公共性”の創出と融解 |
14 | “放射能国家”の生政治 |
15 | 公共性の黄昏) |