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商品説明
唐令の影響を色濃く受けた日本古代の喪葬令。律令研究のなかでも立ち遅れてきたが、新たな分析手法で儀礼研究の可能性を提示する。モガリ、官人層の埋葬地の変化、奈良時代の天皇の葬送、服喪と喪服、忌日法会など多様な要素を論じ、中国礼制の受容や新史料「天聖令」による唐令復原の検討を通して、律令制の目指した喪葬儀礼の特質を明らかにする。
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収録内容
1 | 殯儀礼の再検討 |
2 | 第1部 律令国家の形成と喪葬儀礼(日本古代喪葬儀礼の特質―喪葬令からみた天皇と氏 |
3 | 喪葬令と礼の受容 |
4 | 律令官人と葬地―都城か本拠地か |
5 | 奈良時代の天皇喪葬儀礼―大唐元陵儀注の検討を通して) |
6 | 第2部 天聖令の可能性(北宋天聖令による唐喪葬令復原研究の再検討―条文排列を中心に |
7 | 慶元条法事類と天聖令―唐令復原の新たな可能性に向けて) |
8 | 第3部 服喪と追善(日本古代の服喪と喪葬令 |
9 | 日本古代の服喪と追善 |
10 | 奈良時代の忌日法会―光明皇太后の葬束忌日御斎会司を中心に) |
11 | 成果と課題 |