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商品説明
米中の攻防、AIIBの登場、ASEAN経済共同体(AEC)の発足で、アジア太平洋地域のパワーバランスは変わろうとしている。可能性と危機が表裏となったこのダイナミックな状況のなかで存在感を増すASEANと、日本はどう付き合うべきか。東南アジア報道のエキスパートが、ASEAN成立以来の歩みをたどり、加盟各国の対中・対米観の深層を探り、大東亜共栄圏の蹉跌を味わった日本がODAを通じて開発の後押しをつづけ、ASEANにとって最も信頼できる国、最重要パートナー国とみなされるに至る歴史を振り返って、現実的かつ最善の関係を説く。茫洋として分かりにくいASEANを知るための必読の書でもある。
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収録内容
1 | 1 太平洋のパワー・トランジション、始まる(長くのびる“赤い舌” |
2 | オバマ政権、アジア・リバランスの迷走) |
3 | 2 存在感を示すゆるやかな連合体、ASEAN(東南アジア同士が争わない“仕掛け”) |
4 | 3 日本は「アジアの盟主」を標榜すべきか(大東亜共栄圏の蹉跌 |
5 | 岸信介のアジア ほか) |
6 | 4 ASEANはアジア太平洋のセンターになれるか(“寄り合い所帯”からの脱皮 |
7 | ASEAN共同体の発足) |