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商品説明
「親がみるべき」などの社会規範に縛られて、「自立は無理」と本人も家族も思い込まされてきた知的障害者とその親たち。本書では、本人と家族が互いに「主体的に生きる自立した大人」と認めあえる社会の実現に向けた方途を考えていく。主観的にしか捉えられない「自立」や「成長」といった変化を論じる(考察する)一つの方法として、今まで主に心理・保育分野で使われてきた手法である、エピソード記述を福祉の研究に援用した意欲作。
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収録内容
1 | 第1章 日本と諸外国における障害者の家族依存の実態 |
2 | 第2章 「親元からの自立」ができない状況へのアプローチ |
3 | 第3章 知的障害者の親による運動における親の認識変容 |
4 | 第4章 親元からの自立に関するインタビュー調査と質的データ分析 |
5 | 第5章 エピソード記述による考察 |
6 | 終章 知的障害者の「親元からの自立」に向けて |
7 | 補章 知的障害のある人の青年期における親子関係の変容についての一考察 |