本/雑誌

本の世紀岩波書店と出版の100年

2640円

ページ数	221

本にとって、転換点といえる今、岩波書店の物語をたどりながら、出版100年を振り返る。「信濃毎日新聞」に連載された「本の世紀―岩波書店と出版の100年」を加筆・修正し、永江朗氏による解題も特別収録した充実の内容。出版の近現代史を知る1冊としても必携の書。

1	岩波茂雄生誕地・諏訪の「信州風樹文庫」―読書の力で地域文化発信
2	東日本大震災と雑誌『世界』―「生きよう!」に思い込め
3	競争激しい新書の編集―「教養担う」期待に応え
4	若き日の茂雄の悩み―教養路線の精神的支柱に
5	初の出版物は『こゝろ』―茂雄に通じる漱石の気骨
6	命運託した『哲学叢書』成功―生き方問う若者らを魅了
7	関東大震災からの復興―需要増の中「良書を」貫徹
8	低価格化の波岩波文庫創刊―名著手軽に...高めた「知熱」
9	マルクス主義の学問的・研究的な紹介―言論・思想統制と闘い続け
10	時流にあらがう精神岩波新書創刊―生きた問題を平易に解説〔ほか〕