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商品説明
男女の愛欲と孤独。野心と諦観。縦横無尽に張り巡らされた伏線の糸・平安貴族を熱中させた、極上華麗な大ベストセラー大河小説『源氏物語』五十四帖を、短編小説の名手・阿刀田高があなたのかわりに読みました。大人のユーモアとエロス溢れる軽妙な語り口で、70年以上にわたる長大なストーリーと複雑に絡み合う人間関係が、すんなり頭に入ります。学生からシニアまで全国民必携の一冊。
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収録内容
1 | 初めにエロスがあった―桐壼 帚木 |
2 | そっくりさんの系譜―空蝉 夕顔 若紫 |
3 | 二兎も三兎も追いかけて―若紫 末摘花 紅葉賀 花宴 葵 |
4 | 恋の責め苦をなんとしよう―葵 賢木 |
5 | 明石の雨に打たれて―花散里 須磨 明石 |
6 | 大河の脇に溜池がチラホラ―澪標 蓬生 関屋 |
7 | 今年ばかりは墨染に咲け―絵合 松風 薄雲 |
8 | 朝顔に背かれ心は雨模様―朝顔 少女 玉鬘 |
9 | 夕顔のあとにくすしき玉鬘―初音 胡蝶 蛍 常夏 |
10 | 姫君はいずれ桜か山吹か藤―篝火 野分 行幸 藤袴 |
11 | こじれた恋には藤の宴―真木柱 梅枝 藤裏葉 |
12 | 因果はめぐる小車の―若菜(上・下) |
13 | 涙は教養の証しですか―柏木 横笛 鈴虫 夕霧 |
14 | 夕霧は父とはちがう恋の道―夕霧 御法 幻 |
15 | 君去りて後のことども―匂宮 紅梅 竹河 |
16 | ウジウジと薫は宇治へ眼は涙―橋姫 椎本 総角 |
17 | 行方も知らぬ浮舟の旅―早蕨 宿木 東屋 浮舟 |
18 | 末はエロスか仏の道か―浮舟 蜻蛉 手習 夢浮橋 |