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商品説明
子弟を慶應義塾幼稚舎に「脱出」させた福澤諭吉。「食べることで手一杯」と言いながらも、成城小学校を選択し、子どもを通学させた平塚らいてう。現在も“お受験”にただならぬ情熱を傾ける親子は多い。人気校は、入学定員の10倍もの志願者数を集めている。私立小学校は全小学校の1パーセントに過ぎないが、伝統と歴史だけでなく、その魅力的なカリキュラムは公立小学校が手本にしている。本書では私立小学校の実際に迫り、初等教育の百年を一望する。
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収録内容
1 | 第1章 私立小学校の現在(「私立小学校」とは何か |
2 | プレップ・スクールから見た日本の私立小学校) |
3 | 第2章 誕生、そして入学選抜の導入―明治期~一九三〇年代(私立小学校の誕生 |
4 | 併設上級学校と一貫教育 |
5 | 新中間層の私立小学校志向 |
6 | 入学選抜考査の導入) |
7 | 第3章 死と再生―一九三〇~七〇年代(学校存廃の分水嶺 |
8 | 戦争と私立小学校 |
9 | 私立小学校の戦後体制 |
10 | 戦後の入学考査 |
11 | 七〇年代の私立小学校志向と受験戦争) |
12 | 第4章 “お受験”“お入学”の時代―一九八〇~二〇〇二年(「お入学」「お受験」としての小学校受験 |
13 | 国立・私立小学校を志向する家族と社会階層 |
14 | 学校選択と入学志向 |
15 | 公立不信としての私立小学校志向) |
16 | 第5章 私立小学校と“お受験”のゆくえ―二〇〇二年~(二極化する私立小学校 |
17 | 変わらない私立小学校・変わる公立小学校) |
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