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商品説明
戦争に略奪はつきものである。かつて中国、アジアを侵略した日本も、人命を奪い、土地を奪い、資源を奪った。日本が奪ったもうひとつのもの、それが本であった。知識人たちは動員され、あるいは欣喜して、膨大な図書を奪い、日本に持ち帰った。中国の人々は、図書館を奥地へと移動させ、命を懸けてこれを守ろうとした。知られざる文化の略奪史を多くの資料から明らかにする。
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収録内容
1 | 第1章 略奪中国図書の探索命令 |
2 | 第2章 図書略奪の「根拠」と正当化―戦争法規と「文化的戦争」論 |
3 | 第3章 中国・アジア図書の略奪 |
4 | 第4章 大学・図書館の破壊と奥地への移動 |
5 | 第5章 日本の図書被害 |
6 | 第6章 占領下の焚書 |
7 | 第7章 略奪図書返還に向けて |
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