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商品説明
古代東アジアに起こった一大戦役・白村江の戦。通説では、唐・新羅連合軍に敗れた日本は以後、唐の律令に学び、国家体制を整備していったと言われる。だが、この通説は果たして本当か?敗戦国の日本が、唐の支配を全く受けずに友好関係を保つことが可能だったのか?本書は、中国・朝鮮側の史料、最新の考古学の知見、古今東西の「戦争」における常識など、多角的な視点から『日本書紀』を再解釈。白村江後に出現した唐の日本「支配」の実態、さらに、それがのちの律令国家建設に与えた影響を鮮やかに描く。
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収録内容
1 | 第1章 白村江への道(風雲急を告げる東アジア |
2 | 女帝の世紀 ほか) |
3 | 第2章 白村江の敗戦処理(百済からの引上げ |
4 | 冠位二十六階制 ほか) |
5 | 第3章 朝鮮式山城の築造(大野城 |
6 | 朝鮮式山城の建設目的 ほか) |
7 | 第4章 近江遷都(天智の帰還 |
8 | 近江遷都 ほか) |
9 | 第5章 律令国家への道(新羅の反唐政策 |
10 | 近江令の制定 ほか) |