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商品説明
文学・思想・芸術を構成する様々なジャンルやメディア、学知、学校教育といった近代固有の制度のなかで、人間の“生”はいかに媒介され表象されるのか?自伝的エクリチュールと主体の問題から、権力を内包する社会制度と個人の交錯、そしてフィクションをも用いて表現される不定形な“生”を分析することにより、“近代=モデルニテ”を横断的に再考する壮大な試み。
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収録内容
1 | 第1部 近代における“生表象”の変容(西洋 |
2 | 日本) |
3 | 第2部 教育・学知・帰属性(“生表象”と教育制度―日記、作文、手記 |
4 | “生表象”と近代的学知の生成 |
5 | “生表象”の主体と帰属性) |
6 | 第3部 自伝とフィクション(『わが秘密の生涯』を読む―性をめぐる自伝とフィクション |
7 | トーマス・マンの自己表象とモデルネ―『魔の山』を中心に |
8 | ジャン=ポール・サルトル―生とフィクション |
9 | 「追憶の計画」―谷崎潤一郎とジョルジュ・ペレックの“自己”構築における記憶とフィクション |
10 | オートフィクションと写真―“本物”とは異なる価値観の形成に向けて |
11 | 北京の日曜日―クリス・マルケルからミシェル・レリスに |
12 | “文人”の集合的(自)伝記を書くとはいかなることか? |