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収録内容
1 | ふみよみは「こゑ」にだそう―歴史的仮名づかいと音読の仕方 『宇治拾遺物語』一〇五「千手院僧正仙人に逢ふ事」 |
2 | ワブンは「やまとことば」でできている―古文の文章は和語で書かれるのが基本 『枕草子』初段「春は曙」 |
3 | とにかくながーい一文―古文の文章は当時の話し言葉が基本、それゆえ一文が長いことが多い 『宇治拾遺物語』一三二「則光盗人を切る事」 |
4 | ひとにものをたずねる、ものをめいずる―平叙文・疑問文・命令文・打消文、係り結び 『伊勢物語』第二十三段「昔田舎渡らひしける人の」 |
5 | うしろにどのようにつながるか―活用って何? 『従然草』一〇九段「高名の木登りと言ひし男」 |
6 | ぶらさがるにもきまりがある―ものの動きを示す語のうしろに来ることば、助動詞の承接について 『竹取物語』八月十五夜の場面 |
7 | まずはだれが話しているのかからはじまる―敬語を理解しよう 『源氏物語』「若紫」巻垣間見の後半部分 |
8 | 名詞にかかっていくかたちが名詞となること―準体用法が大事 『枕草子』「大納言殿参りたまひて漢籍のことなど」 |
9 | みそひともじはことえりのもと―平安時代の和歌の読み方と、和歌の散文への影響について 『古今和歌集』巻一春上梅花十七首 |
10 | みそひともじはおもひをつたえることにも―和歌の技法と贈答について 『古今和歌集』「かきつばた」の歌と、『後撰和歌集』歌の贈答三組ほか |
11 | ふみよみはふみのなかで―文章読解の基本は文脈 『更級日記』「足柄山といふは四五日兼ねて」、『かげろふ日記』中巻安和二年閏五月より部分 |
12 | しゃれたものいい―言葉の使いこなしが平安和文の基本 『大和物語』一七三段「良岑の宗貞の少将 ものへ行く道に」、『枕草子』「宮に初めて参りたるころ」より |
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