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商品説明
大名華族はそれまで統治してきた領地とどのような関係にあったのか。旧藩領と東京の二ヵ所に邸を構え家政を運営した意義、複雑な機構と人事、地域経済への支援、旧藩主家と立身出世の補完的な社会構造など、近世大名が近代において果たした歴史的役割を、福岡県の旧柳河藩主立花家から描く。大名華族を組織内に位置づけ、近代社会との関係を解明。
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収録内容
1 | 序論 |
2 | 第1部 旧藩主家における意思決定の仕組み(家令・家扶の役割と担い手 |
3 | 明治期における旧藩主家と旧門閥家の関係 |
4 | 旧藩主家における意思決定と家憲 |
5 | 大名華族の意識と行動) |
6 | 第2部 旧藩主家の財政と地域経済(旧藩主家の財政構造と家政改革 |
7 | 明治十年代における旧藩主家と士族銀行 |
8 | 補節 士族授産会社興産義社の再検討) |
9 | 第3部 旧藩主家と立身出世の社会構造(旧藩主家と同郷会的組織 |
10 | 私立尋常中学校の設立と存続問題 |
11 | 旧藩主家と育英事業) |
12 | 結論 |