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商品説明
キリスト教世界で「裏切り者」「密告者」の汚名を一身に受けてきたユダ。イエスへの裏切りという「負の遺産」はどう読み解くべきなのか。原始キリスト教におけるユダ像の変容を正典四福音書と『ユダの福音書』に追い、初期カトリシズムとの関係から正統的教会にとってのユダと「歴史のユダ」に迫る。イエスの十字架によっても救われない者とは誰か。
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収録内容
1 | 1 原始キリスト教とユダ(イスカリオテのユダ―名称の由来とその意味 |
2 | イエスとの再会―マルコ福音書のユダ |
3 | 銀貨三十枚の値打ち―マタイ福音書のユダ |
4 | 裏切りと神の計画―ルカ文書のユダ |
5 | 盗人にして悪魔―ヨハネ福音書のユダ) |
6 | 2 使徒教父文書・新約聖書外典と『ユダの福音書』のユダ(正統と異端の境―使徒教父文書と新約聖書外典のユダ |
7 | 十三番目のダイモーン―『ユダの福音書』読解) |
8 | 3 ユダとは誰か(歴史の中のユダ) |