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商品説明
安倍政権が強引な手法で安保関連法案を成立させ、集団的自衛権の行使に付随する「徴兵制」導入への不安が高まるなか、現憲法に反する強制的な兵役制度ではなく、グローバルに拡がる経済格差の余波を受けた貧しい若者たちを軍隊(自衛隊)に志願させる「志願制」、すなわち「経済的徴兵制」が水面下で進行している。本書では自衛隊における経済的徴兵の歴史と現状の詳説に加え、海外派遣に伴う本当のリスクを明らかにし、貧困にあえぐ若者がカネと引き換えに戦場に立たされる、この構造的な“悪制”の裏側に迫る。
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収録内容
1 | 序章 「経済的徴兵制」の構図 |
2 | 第1章 徴兵制から「経済的徴兵制」へ―アメリカ・ドイツの場合 |
3 | 第2章 自衛隊入隊と経済格差 |
4 | 第3章 自衛隊「リクルート」史 |
5 | 第4章 「学校を開拓せよ!」―募集困難時代への対応 |
6 | 第5章 戦地へ行くリスク―イラクの教訓 |
7 | 第6章 「戦死」に備える精神教育 |
8 | 第7章 「政・財・軍」の強固なスクラム |