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商品説明
全身全霊で聴くとき、音楽はもっとも大切なことを私たちに語りかける。それを聴きとることのできるのが、ハリネズミの耳だ。この言葉は、古代ギリシャの詩人アルキロコスの詩片に由来する。情報ではなく愛を道しるべに音楽を聴く、その楽しさと豊かさをつづる音楽随想集。小林秀雄『モオツァルト』を遠く仰ぎ見ながら、著者もまた、音楽と文芸、あるいは芸術と思想を自在に往還する。
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収録内容
1 | 第1部 作曲家篇(「英雄」の悲しみ―ヘンデル 合奏協奏曲作品三 |
2 | 他者表現の芸術家―メンデルスゾーン ヴェネツィアの舟歌 |
3 | 青春の不安―ペルゴレージ スターバト・マーテル ほか) |
4 | 第2部 演奏家篇(内部からの新鮮さ―パーヴォ・ヤルヴィ1 |
5 | 「野生児」の指揮者―パーヴォ・ヤルヴィ2 |
6 | 異形なる才能―アナトール・ウゴルスキ ほか) |
7 | 第3部 日本篇(武人の真情―信時潔1 |
8 | 野の花―信時潔2 |
9 | 青春の決定性―成田為三 ほか) |