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商品説明
近世社会において寺院はどのような役割を果たしていたのか。地方寺院に保管された文書をもとに、彦根藩主井伊氏をはじめとした諸大名や住職など、寺社をめぐる人びとの多様な活動を詳細に検証。中近世移行期から幕末に至る地域社会の有り様を活写する。
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収録内容
1 | 日本近世の宗教と社会をめぐる研究 |
2 | 中近世移行期の井伊谷龍潭寺 |
3 | 江戸時代の引佐地方・龍潭寺―旗本知行所支配の形成・展開と地方寺院 |
4 | 龍潭寺の「アジール」 |
5 | 由緒の井戸 |
6 | 遠州における朝廷権威の浸透と禅宗寺院―遠州井伊谷における「宗良親王墓」の整備をめぐって |
7 | 近世における在地宗教者の歴史意識―二宮神社神主中井直恕の「礎石伝」とその意味 |
8 | 彦根藩井伊家の井伊谷参詣 |
9 | 遠州報国隊員山本金木の蔵書と歴史意識 |
10 | 遠州報国隊の歴史的位置 |
11 | 幕末維新期の龍潭寺とその後の引佐地域 |
12 | 江戸時代の地方寺院―「個人」成立の「場」として |