著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
軍事主導の天皇主権から一転し、民主主義体制という政体の下に天皇制があることを初めて明確にした画期的な天皇こそ、今上陛下である。これは皇室の近代史における“革命的”な出来事だった。国民とともに憲法を遵守すると決意宣言し、誰にも増して強い意思で「平和主義」を唱え続けるその真意はどこにあるのか。敗戦とともに日本にやってきた米国人女性が次代の天皇にもたらした巨大な意味を、いま改めて問う。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 昭和天皇とヴァイニング夫人―家庭教師を招請した先帝の真意(玉音放送から始まった民主化 |
2 | 米国人教師は非戦主義 ほか) |
3 | 第2章 皇太子と太平洋戦争―軍国主義下の少年時代(昭和天皇の自己反省 |
4 | 絶対の皇国史観 ほか) |
5 | 第3章 新時代の皇太子教育―マッカーサーの口頭試問(アメリカとの邂逅 |
6 | 素晴らしい民主主義 ほか) |
7 | 第4章 ヴァイニングは何を教えたか―様々な英語副読本(皇太子にもっと広い世界を |
8 | 天皇とマッカーサーの“黙契” ほか) |
9 | 第5章 明仁天皇は戦後民主主義の体現者―女王戴冠式と美智子妃との御成婚(昭和天皇はなぜ開戦を許したのか |
10 | 「銀ブラ事件」 ほか) |
close