著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
蔵の長持や屋根裏の古箪笥の中で埃に塗れ、今まさに廃棄されようとしている“古文書”。襖や屏風、衝立の下張りに使われていた“古文書”。実はそこには、豊かな歴史が眠っているかもしれない。甲州早川や信州秋山等でのフィールドワークを通して、歴史研究の舞台裏としての史料調査とは何かを明らかにし、古文書の調査・整理方法について具体的に論じる。埃を払い、修復された古文書から、いかにして隠された歴史を繙いていくのか。その方途を、長年の現場経験から明かす。
関連記事
収録内容
1 | 序章 知られざる歴史研究の舞台裏 |
2 | 第1章 古文書とは何か |
3 | 第2章 史料調査の日々―フィールドワークの重要性 |
4 | 第3章 史料の調査と整理を考える |
5 | 第4章 史料の具体的整理方法 |
6 | 第5章 発掘・整理した史料から歴史を読み解く |
7 | 第6章 歴史史料と現代―散逸か保存か |
8 | 終章 長野県北部震災を経て |