著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
コナン・ドイルのホームズ譚は日本近代文学の錚々たる作家たちに愛され続けてきた。さまざまな資料から、作家たちとホームズ、ドイルの秘められた関係を明らかにするとともにホームズ譚の魅力を再確認し、愛され親しまれてきた当時の状況を描く画期の書。
関連記事
収録内容
1 | 岡倉天心―ホームズ譚を読み聞かせてお酒をせしめた |
2 | 尾崎紅葉―恋のためなら命も棄てる「心中船」。ドイルの短編を翻案した |
3 | 徳田秋声―コナン・ドイルの怪奇小説二篇を翻案した |
4 | 田山花袋―夏目漱石の作品にコナン・ドイルの影響を嗅ぎ取った |
5 | 上田敏―人力車上でコナン・ドイルを読んだ |
6 | 小栗風葉―『緋色の研究』を翻案した破倫作家 |
7 | 島村抱月―ロンドン仕込みのホームズ好き |
8 | 谷崎潤一郎―ポオとドイルに傾倒した「探偵小説中興の祖」 |
9 | 萩原朔太郎―ドイルに熱中し、ドイルを卒業した |
10 | 小泉信三―青年のときも、老年のときもホームズを愛読した〔ほか〕 |