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商品説明
日本の中世に暗躍した「怪しいもの」とは何者か。山伏、占い師、ばくち打ち、勧進聖...。神仏の威光を利用した彼らの活動は多様であり、心の平安を与える方法は多岐にわたる。一見すると詐欺のようにも思えるが、殺伐とした環境に置かれた人々に夢見る喜びを感じさせ、人間らしい感情や希望、未来について考える機会を与えていたのだ。中世の「宗教」の果たした知られざる効用を、豊富な事例から解き明かす新しい中世史。
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収録内容
1 | 第1章 中世の博打(身ぐるみはがれた姿 |
2 | 天竺冠者事件 ほか) |
3 | 第2章 夢みる人々(夢の力 |
4 | 夢語り共同体 ほか) |
5 | 第3章 勧進の時代(罪にはよも候はじ |
6 | 永観と念仏信仰 ほか) |
7 | 第4章 異形の親王(家族の辺境・家庭の境界領域 |
8 | 以仁王と八条院 ほか) |
9 | 第5章 法勝寺執行の系譜(六勝寺の造営 |
10 | 法勝寺の組織 ほか) |