土門拳は日本が誇る偉大な写真家であると同時に、画家であり、随筆家でもある。気に入ったものにはとことんくらい付きものにする。後人の面倒見もよくカメラ雑誌の投稿への批評やアドバイスなどは雑誌を越えて手紙をしたためるほど。 写真家として何を考え、何を目指していたのか?すでに故人であるため永遠の謎ではあるが、この本は土門拳の思考の一端を知ることができるだろう。 戦後日本の偉大なる写真家に乾杯!
本/雑誌
土門拳写真論集 (ちくま学芸文庫)
土門拳/著 田沼武能/編
1650円
ポイント | 1% (16p) |
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発売日 | 2016年01月発売 |
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商品説明
戦後日本を代表する写真家、土門拳(1909‐90)の書いた文章を一冊に精選。第1部ではカメラ雑誌で行われていた写真コンテストの月例選評を、第2部では写真に関する評論・エッセイ24篇を収録。土門が提唱し続けたこと、それは対象をありのままに捉える「モチーフとカメラの直結」、そして「絶対非演出」。その思想は哲学的ですらある。アマチュアたちと全力で向き合い、日本の写真史に多大な足跡を残した巨匠のテクニックをあますところなく伝えるアンソロジー。文庫オリジナル。
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収録内容
1 | 1 写真選評(一九五〇年 |
2 | 一九五三年 |
3 | 一九五五年 |
4 | 一九五七年 |
5 | 一九五八年 ほか) |
6 | 2 評論・エッセイ(世界の有名写真家のベスト・テンをあげて下さい |
7 | 皮膚に関する八章 |
8 | 顔 |
9 | 自己開放的な写真と自己閉鎖的な写真 |
10 | モチーフの捉え方とその表現 ほか) |