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商品説明
「震災以後の詩とは、「パルレシア」の意志としての詩であると私は思う。それは震災と原発事故によって、人間としての権利を剥奪されたことを嘆き訴える声々と、遥かに共鳴しあわずにはいられない」(第一章)。震災後の辺見庸の言葉を導きに、東アジアの詩や、シモーヌ・ヴェイユ、モーリス・ブランショ、吉本隆明の思想、中上健次の詩作などを通して、真実の詩の光を見出していく。現在に問いかける渾身の詩論集。
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収録内容
1 | 第1章 パルレシア―震災以後、詩とは何か |
2 | 第2章 ここは巨大な孤独だ、事物の果てしないコミューンだ―小詩集 |
3 | 第3章 鈍銀色の沈黙に沈んでいる―追悼文集 |
4 | 第4章 アンガジェせよ、と誘う他者たちのほうへ |
5 | 第5章 エクリチュールの共産主義のために |
6 | 終章 詩は未来の闇に抗えるか |