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商品説明
デュラス文学のキーワード“眺める regarder”・“待つ attendre”・“憧れ出る partir”をとりあげ、ヒロインたちの孤独な内面に潜む独白的な“声”を聴き、比較詩学の視点からも和泉式部の“歌ことば”に照らして、デュラスの“詩の小説”‐“空白”に截断されては語り継がれる―を読み解く問題作。
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収録内容
1 | 序章(デュラス的語彙の繰り返し |
2 | 比較という読みの方法) |
3 | 第1章 眺める regarder(デュラス的語彙“眺める regarder” |
4 | 風の認識 |
5 | つれづれの眺め |
6 | 時間感覚の理知的表出) |
7 | 第2章 待つ attendre(デュラス的語彙“待つ attendre” |
8 | 受動的な知 |
9 | 恋 |
10 | 独白的対話) |
11 | 第3章 憧れ出る partir(デュラス的語彙“憧れ出る partir” |
12 | 春の倦怠 |
13 | 憧れ出づる魂 |
14 | アイロニーのアレゴリー) |
15 | 終章(デュラスの文学をめぐる背景 |
16 | 文学作品の読みの方法) |
17 | 付論 マルグリット・デュラス『ヒロシマ・モナムール(Hiroshima mon amour)』―日本における受容 |