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商品説明
企業における人事採用の際に、「性格診断」が使われることがある。しかし、非常に複雑な存在であるヒトの性格を、質問に答えてもらうだけで診断するのはかなり困難である。世間に流行している心理テストもほとんど疑似科学の疑いが強い。一方、巨大市場を形成しているサプリメントも注意が必要で、その効果をうたう主張のほとんどは疑似科学といえる。なぜこのようにあやしげな理論が蔓延しているのか?共同研究者とともに「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」を立ち上げた、疑似科学研究の第一人者が、進化生物学の視点から人間の心理の本質に迫る。
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収録内容
1 | 人間は生まれながらの疑似科学信奉者 |
2 | 第1部 個人的体験の落とし穴―疑似科学のはじまり |
3 | 第2部 体験を知識に格上げする―いかにして科学となるか |
4 | 第3部 知識を社会で共有する―科学を使う |
5 | 第4部 蔓延する疑似科学―誤解をただす |
6 | 疑似科学を見分ける |