本/雑誌
報復の連鎖 権力の解釈学と他者理解 / 原タイトル:Wiederkehr der Rache
A・シェップ/著 齋藤博/訳 岩脇リーベル豊美/訳
3850円
ポイント | 1% (38p) |
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発売日 | 2016年02月発売 |
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商品説明
21世紀の今日、世界はなお深刻な分裂と報復の連鎖に呻吟する。その根底に蠢くものは何か、その一つは、権力←→暴力による他者支配の攻撃欲動である。攻撃欲動の起因は他者に想定される。隣人、異文化・文明、さらに他国家なる他者の理解が不可避の問いとなる。その二つ目は、私=主体に潜む他我alter egoである。他者の理解は相互の理解を目指す。その前面に立ちはだかるこのalter egoの理解が不可避の問いとなる。ドイツ哲学界をリードする俊英が、ハイデッガー、ガダマー、ミード、フッサール、ラカン、デリダ、ロールズ、レヴィナス、フロイト、ベンジャミン、ニーチェ、スミス、シュミットを読み解く。
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収録内容
1 | 1 解釈学の旧来の理解概念とその限界―M.ハイデガー、H.G.ガダマー、G.H.ミード |
2 | 2 自分のものの理解と他人のものの理解 解釈学と反解釈学を考究の射程に―E.フッサール、J.ラカン、J.デリダ |
3 | 3 正義という三元的位置からの他者理解か、あるいは汝の要求という二元的位置からの他者理解か―J.ロールズ、E.レヴィナス |
4 | 4 男女の性差関係にみられる理解の諸葛藤―S.フロイト、J.ベンジャミン |
5 | 5 理解、攻撃、そして合意‐ニーチェに関する付説―F.ニーチェ |
6 | 6 経済に関わる理解の概念―A.スミス |
7 | 7 政治的な理解の問題―C.シュミット、J・デリダ |
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