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商品説明
本書は創立の経緯から20世紀の東西ドイツの再統一まで三世紀に及ぶゲッティンゲン大学の歴史を多角的な視点から明らかにした画期的な作品である。農村都市であったゲッティンゲンに大学を設置するとともに一世紀にわたる大学都市の形成はどのようになされたか。大学史の視角には入らない大学と都市の関係をはじめ、ドイツ史との関連を重視し、大学の生きた姿を描いて、わが国の大学のモデルとなったドイツ大学の歴史的展開を考察する。1970年代の学生の増加に伴い装置産業化した大学が直面する現代的課題を考える上で、大学に関わる人はもとよりドイツ史に関心をもつ読者の必読書となろう。
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収録内容
1 | 第1章 大学の起源と大学の発展(大学の伝統 |
2 | ドイツの大学の伝統 |
3 | ハンザ都市ゲッティンゲン) |
4 | 第2章 ミュンヒハウゼンの大学(ゲッティンゲン大学の創立 |
5 | 大学付帯制度 |
6 | 都市環境と大学施設の整備) |
7 | 第3章 七教授の大学(初期立憲主義期の国家と大学 |
8 | 貴族の大学 |
9 | 大学都市の市民) |
10 | 第4章 ノーベル賞の大学(学問の大工場 |
11 | 数学界・世界の臍 |
12 | 大学都市の女性達) |
13 | 第5章 ゲンゼリーゼルの学園都市(連邦主義社会の系譜 |
14 | 大衆化社会の大学 |
15 | 緑の学園都市) |