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商品説明
戦後政治の根本的欠陥を清算するべく、民主党への政権交代はなされた。だが、政策の迷走や権力恣意的な運用により支持を失い、「改革の改治」は無残な結末へといたる。あとに残されたのは、自民党政権の圧倒的独走と、代表民主制への失望感だけだった―。政権交代とその後の政治はなぜ失敗したのか。その背景には、現代の世界的大変動のなかでデモクラシーが直面する困難がある。民主主義の意義と限界を思想的に問いなおし、日本政治の閉塞状況を打破するための条件を示す。
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収録内容
| 1 | 1 民主主義の苦境(「民主主義の終わり」、それとも「民主主義の過剰」? |
| 2 | 政治の対立軸はどこにあるか |
| 3 | 資本主義vs.民主主義?) |
| 4 | 2 政権交代と日本の民主主義(戦後日本政治のあゆみ―政権交代まで |
| 5 | 政権交代とその後の政治 |
| 6 | 民主党政権の失敗―その政治思想的検討 |
| 7 | 民主主義とは何か―政治の多様な側面) |
| 8 | 3 民主主義の思想的条件(「ポスト物質主義」の政治―その意義と限界 |
| 9 | 知の変容と民主主義 |
| 10 | 有限で開かれた社会へ) |
