著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
近世の村の研究は、これまで年貢上納や人の掌握、村方騒動など、領主支配の枠組みの中で進められることが多く、村役人が担った行政・運営は十分に解明されてきていない。幕府領、肥後国天草郡高浜村の庄屋上田家伝来の古文書などを分析。特に寛政期から明治期にいたる庄屋日記に着目して、地域情報という新しい視点から村社会の実態を追究する。
関連記事
収録内容
1 | 研究対象―近世の村と情報、天草と上田家 |
2 | 第1部 地域情報と日記・文書(地域情報の記録と情報化―日記・文書 |
3 | 村の行政・運営を担う村役人と仁才) |
4 | 第2部 庄屋日記の地域情報(異国船と船頭情報にみる地域情報の収集・伝達 |
5 | 村の行政における漁民と御用 |
6 | 村の疱瘡対策と地域情報の記録 |
7 | 地域情報の集成と知識の伝播―書籍による人のつながり) |
8 | 成果と展望―近世における情報 |