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商品説明
本巻では1640年1月から1641年7月までの81通の書簡が扱われる。これらの書簡は、1640年春に書き上げた主著『省察』初版の出版(1641年8月)へ向け、草稿の回覧や、印刷・表題などの準備に奔走する姿、また『方法序説および三試論』をめぐる数学・自然学に関する多くの新旧学問論争の闘士としての姿など、形而上学・自然学にまたがったデカルトの円熟した思索活動の記録である。
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収録内容
1 | レギウスおよびエミリウスからデカルトへ・ユトレヒト・1640年1月―レネリ追悼演説、プレンピウスとレギウス、レギウスとヴォエティウス |
2 | デカルトからホイヘンスへ・サントポールト・1640年1月3日―スタンピウン=ワーセナール論争 |
3 | ホイヘンスからデカルトへ・ハーグ・1640年1月8日―スタンピウン=ワーセナール論争 |
4 | デカルトからメルセンヌへ・1640年1月29日―スタンピウンの奸計、落体と重力、白黒の大理石、衝撃の力、弓、紐と滑車、メイソニエ |
5 | デカルトからメイソニエへ・1640年1月29日―コナリオン、記憶に関わる形質 |
6 | デカルトからワーセナールへ・ライデン・1640年2月1日―スタンピウン=ワーセナール論争(二項数から立方根を抽出する方法) |
7 | デカルトからホーヘランデへ・1640年2月8日―『イデア・マテマティカ』、数学における歴史と学知、コメニウスの『汎知学』 |
8 | ホイヘンスからデカルトへ・ハーグ・1640年3月8日―「若い数学者」の『円錐曲線論』、或る奇跡譚 |
9 | デカルトからメルセンヌへ・サントポールト・1640年3月11日―物体の衝撃、落下、速度、その他自然学の諸問題 |
10 | デカルトからホイスヘンスへ・サントポールト・1640年3月12日―奇跡譚、望遠鏡作成、スタンピウン〔ほか〕 |
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