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商品説明
西欧化政策を推進したピョートル一世と啓蒙主義を標榜したエカチェリーナ二世の二つの治世に挟まれた、壮大な謎・未知の領域である“18世紀ロシア”を「プーシキンから始まる」ロシア文学という偏頗な文学史観に疑問を呈しつつ、さまざまな角度から考察する。
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収録内容
1 | プーシキン以前のロシア文学 |
2 | 第1部 近代ロシア文学の形成過程(ロモノーソフの神、デルジャーヴィンの神 |
3 | ロモノーソフと修辞学的崇高―十八世紀ロシアにおける「精神の高揚」の様式化 ほか) |
4 | 第2部 文学をとりまく環境(十八世紀ロシアにおける国家と民間習俗の相克―シンビルスクの「魔法使い(呪術師)」ヤーロフの裁判を中心に |
5 | 十八世紀初頭におけるロシア君主の日常的儀礼とその変化 ほか) |
6 | 第3部 十八世紀ロシアへの視点(『ペテルブルグからモスクワへの旅』をめぐって―ラジシチェフ・プーシキン・ゲルツェン |
7 | ベリンスキーとロシアの十八世紀―「ロシア史」はいかに語られるか ほか) |
8 | 十八世紀ロシア文学の未来の読者に向けて |
9 | プーシキンスキー・ドームの十八世紀ロシア文学研究部門―その歴史と現在 |