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商品説明
現代社会において男性を取り巻く環境は凄まじい勢いで変化し、男たちを追い込んでいる。理不尽なリストラ、妻の不貞、実母の介護、DV被害...彼らはこれらの問題に直面して葛藤し、「男であること」に呪縛され、孤独に苦しんでいる。そのつらさや脅えは“病”と呼んでも過言ではない。「男であること」とはいったいなんなのか?市井の人々を追跡取材するジャーナリストが、絶望の淵に立たされた男たちの現状を考察し、“病”を克服するための処方箋を提案する最新ルポ。
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収録内容
1 | 第1章 社員刺し―会社と闘えない(「会社と闘ったって、無駄ですよ。すべて裏ルールで動いているんだから」 |
2 | 「男の恥...弱っちい自分が情けなかった」 |
3 | 「残酷な現実を俯瞰して冷ややかに笑っている自分がおりまして...」) |
4 | 第2章 妻の不実―家の“主”と相まみえない(「嫁さんが浮気をしていて...騙されているフリをしていますよ」 |
5 | 「僕が期待に応えられなかったから、妻は娘にあんなひどいことを...」 |
6 | 「もとは僕のせいだし、自分が惨めで、相談なんてできない」) |
7 | 第3章 ファザーレス―わが子が見えない(「子どもが思い通りにならないから、もう無視しています」 |
8 | 「父親なのに、娘のために何もできない自分が不甲斐なくて...」 |
9 | 「妻に大切な息子を奪い取られてしまった」) |
10 | 第4章 母親の呪縛―「血」から逃れられない(「嫁となら離婚もできる。でも、おふくろは一生つきまとうんです」 |
11 | 「母が僕を頼りにしてくれることだけが、自分の価値というか...」 |
12 | 「俺がおふくろのことにかまけていたせいで、かみさんが...」) |
13 | 第5章 男という病(規範に惑わされず、己が道を―仕事・家族 |
14 | 遠ざかる心に歩み寄り、つながる努力―わが子・妻 |
15 | 完璧でない己を認め、「自分のものさしで」―母親・社会) |