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商品説明
20世紀前半のイタリアを代表する哲学者クローチェは、偉大な歴史学者として、反ファシズムを牽引した知識人としてよく知られる人物だが、同時に、革新的な美学者でもあった。当時、彼の美学理論は世界的な影響力を誇り、我が国の文豪たちが注目するほどであった。その美学思想の発展を、文芸批評の実践と哲学的思考の交錯の中に追う、本邦初のクローチェ美学研究書。
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収録内容
1 | 第1部 クローチェの美学理論と文芸批評(ポスト・クローチェ主義に向けて―クローチェ美学の研究史 |
2 | クローチェの美学理論の発展について |
3 | 文芸批評家としてのクローチェ) |
4 | 第2部 クローチェと世紀転換期のイタリア文学(19世紀後半のイタリア文学に関する連載とカルドゥッチ論 |
5 | クローチェのダンヌンツィオ批評 |
6 | クローチェと「最近のイタリア文学」) |
7 | 第3部 クローチェ美学の再解釈を目指して(「詩」と「詩にあらざるもの」 |
8 | クローチェの美学思想における倫理の位置づけ) |
9 | 補遺(同時代のイタリア詩人たち |
10 | クローチェの文芸批評の翻訳) |