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商品説明
東アジアという漢字文化圏のなかの日本文化をどうとらえるか。政治外交史的な見方では知り得ないかたちの中にこそ、豊かな文化交流の実態は見いだすことができる。全体を、第一篇「『懐風藻』と『万葉集』」、第二篇「嵯峨天皇と空海」、第三篇「島田忠臣・菅原道真」、第四篇「白居易」、第五篇「杜甫と芭蕉」にわけ、日本文学世界の豊かさを論じ尽くす。
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収録内容
1 | 第1篇 『懐風藻』と『万葉集』(『懐風藻』の国際感覚 |
2 | 『懐風藻』序文の意味するところ ほか) |
3 | 第2篇 嵯峨天皇と空海(遣唐使節の人たちの文学 |
4 | 嵯峨御製の梵門詩 ほか) |
5 | 第3篇 島田忠臣・菅原道真(島田忠臣の釈奠詩 |
6 | 白居易「閑適」詩と島田忠臣の詩境―島田忠臣詩に見える白居易詩境からの行禅の受容 ほか) |
7 | 第4篇 白居易(白居易閑適詩序説 |
8 | 白居易閑適詩と禅) |
9 | 第5篇 杜甫と芭蕉(杜甫の近世俳人に及ぼした影響 |
10 | 杜甫「登岳陽楼」と芭蕉『おくのほそ道』「松嶋」と) |