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商品説明
伝統と近代が混交するなかで社会関係を動かす「ふるまい」はいかに実践されるか。贈与とは、単にモノを与えることではない。モノとその場の状況に即した「ふるまい」とが組みあわさってこそ、贈与が立ちあがる。トンガの人びとは日々さまざまに「ふるまい」ながら、互いにそれを注視し、関係を維持する。詳細なフィールドワークに基づいて、「モノ」と「ふるまい」の絡み合いが駆動する社会経済を描きだす。
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収録内容
1 | 第1章 “ふるまい”としての“贈与” |
2 | 第2章 トンガの生活世界 |
3 | 第3章 モノを“ふるまう”―手放すことの意義 |
4 | 第4章 貨幣を“ふるまう”―宗教贈与の盛大さ |
5 | 第5章 踊りと共に“ふるまう”―貨幣と身体 |
6 | 第6章 道化として“ふるまう”―笑いの創出 |
7 | 第7章 所有という“ふるまい”の困難さ |
8 | 第8章 “ふるまい”とそれを覆う認知環境 |
9 | 第9章 “ふるまい”に満ちた社会 |