著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
人を笑わせるのは、泣かせるよりもむずかしい―。日本橋から京を目指して百二十五里、江戸庶民の大ベストセラー東海道中膝栗毛の旅路を、滑稽文学を愛する作家・田辺聖子が踏破する。流暢な怒罵嘲弄、調子のよい無責任、憎めない低俗と阿呆らしさ。弥次・北、そして十返舎一九と歩く爆笑の道行きは、さながら浪花のしゃべり漫才。気さくで気取りのない笑いの陰に、日本人が失った「生々たる猥雑」の輝きを見つけ出す旅。
関連記事
収録内容
1 | 東都逸民、熊手一九の心意気 |
2 | お江戸日本橋七ッ立ち |
3 | 箱根のお関所 |
4 | 富士を右手に |
5 | ふりわけみればちょうど中町 |
6 | 宮の渡し |
7 | お伊勢さん参り |
8 | 都名所・浪花の賑わい |
9 | 終章 |
close