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商品説明
現代社会を「反知性主義」という怪物が跳梁跋扈している。若い読者への渾身の投壜通信。
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収録内容
1 | 仮借ない告発 『ファン・ゴッホ書簡全集』全六巻 |
2 | 私の書斎 エドワード・サイード『サイード音楽評論1・2』 |
3 | 絶望の中身 プリーモ・レーヴィ『溺れるものと救われるもの』 |
4 | いつになったら インゲ・ショル『白バラは散らず―ドイツの良心 ショル兄妹』 |
5 | 「他者」を発見した人 ラス・カサス『インディアスの破壊についての簡潔な報告』 |
6 | 「死」をめぐる驚きと覚醒 フィリップ・アリエス『死と歴史―西欧中世から現代へ』 |
7 | 正義と自由 P・マルヴェッツィ、G・ピレッリ『イタリア抵抗運動の遺書(一九四三・九・八‐一九四五・四・二五)』ナタリア・ギンズブルグ『ある家族の会話』 |
8 | 白く輝く峰々 ナタリア・ギンズブルグ『ある家族の会話』/河島英昭『イタリア・ユダヤ人の風景』 |
9 | 絶望のような姿の「希望」 魯迅「忘却のための記念」/中野重治「ある側面」 |
10 | 頑固な人文主義者 エドワード・サイード『知識人とは何か』 |
11 | きみの沈黙によって イブラヒーム・スース『ユダヤ人の友への手紙』 |
12 | 冷徹な楽観主義者 ヨハン・ホイジンガ『中世の秋』 |
13 | 天才のもつ謙虚さ ケネス・クラーク『絵画の見かた』 |
14 | ある教養人の退場 加藤周一『羊の歌』『続羊の歌』 |
15 | 旅する歓び モンテーニュ『モンテーニュ旅日記』 |
16 | 焼けつく欲求 ジョージ・オーウェル『パリ・ロンドン放浪記』 |
17 | フランス万歳! マルク・ブロック『奇妙な敗北―一九四〇年の証言』 |
18 | 凄絶な詩魂 金学鉉『荒野に呼ぶ声―恨と抵抗に生きる韓国詩人群像』 |
19 | 滅びゆく大自然が暗喩するもの ニコライ・A・バイコフ『偉大なる王』 |