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商品説明
漢字廃止・制限論と擁護論との対立が、さまざまな「応世」と偏狭頑迷な「伝世」の主張となって、激しい「思想戦」をいくたびも繰り返してきた。その逆説の構図をあぶり出す、日本語そのもののあり方を問い直し、これからの日本語を考えるために不可欠の基礎作業。文字に思想はあるのか。
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収録内容
1 | 第1章 漢字廃止・制限論をどうとらえるか |
2 | 第2章 文明化の思想 |
3 | 第3章 競争の思想―国際競争と産業合理化のなかで |
4 | 第4章 動員の思想―能率と精神のあいだ |
5 | 第5章 革命の思想―マルクス主義という「応世」 |
6 | 第6章 草の根の思想―「昭和文字」の射程 |
7 | 第7章 総力戦下の思想戦―標準漢字表をめぐる攻防 |
8 | 第8章 それぞれの敗戦後 |