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商品説明
有機水銀中毒「水俣病」の公式確認から六〇年が過ぎた。今もなお環境汚染、原発事故、薬害禍など、命と尊厳を脅かす深刻な問題が世界各地で跡を絶たない。人類の負の遺産としての「水俣」をあらゆる角度から捉えなおし将来に活かすべく、水俣学を提唱した原田正純医師(一九三四‐二〇一二)が、様々な現場を歩き、人びとと出会う中で、希望の原点を探った思索と行動の記録。
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収録内容
1 | 第1章 「水俣学」の原像(「水俣学」事始め |
2 | わたしの原風景 ほか) |
3 | 第2章 忘れ得ぬ人びと(水俣を見つめ続けて |
4 | 生命のみなもと ほか) |
5 | 第3章 地球を蝕む水銀汚染(国際学会デビュー |
6 | 第一回国連人間環境会議 ほか) |
7 | 第4章 繰り返される過誤(足尾鉱毒 |
8 | 非命の死者 ほか) |
9 | 第5章 希望の世紀めざして(薬害エイズ判決 |
10 | ハンセン病判決 ほか) |