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商品説明
1952年にエジプトの「7月革命」を成功させた無名の将校ナセルは、スエズ運河の国有化宣言を契機に、アラブ民族主義を掲げてアラブの民衆を熱狂の渦に巻き込んだ。そしてアラブ民族主義は1967年の第三次中東戦争の敗北とともに消え去った。しかし、ナセルの究極の願いは今も生き続けている。それは、祖国の真の独立であり、ふつうの人々の尊厳や権利の保障であった。その願いの実現は、2011年の革命を経験したエジプトだけでなく、私たちの課題でもある。
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収録内容
1 | ナセルなきあとの「ナセル」 |
2 | 1 「七月革命」への道のり |
3 | 2 ナセルの権力掌握 |
4 | 3 スエズ運河国有化とアラブ連合共和国成立 |
5 | 4 ナセルの「社会革命」 |
6 | 5 アラブ民族主義の終焉 |