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商品説明
日本初の原発裁判として知られる、伊方原発訴訟。その住民側弁護団長を務めた藤田一良は、「熊取六人組」をはじめ科学者たちの協力も得て、法廷で「原発安全性論争」に挑んだ。裁判では原発事故の危険性を立証するも、最高裁まで争って原告敗訴が確定する。だが、二〇年にもおよぶ闘いは、のちの反原発訴訟の道を切り拓くことになる。藤田が手掛けた裁判は、狭山事件、「フォークリポート」わいせつ事件、西東三鬼裁判など、多岐にわたる。芸術をこよなく愛し、豪放磊落な人柄で誰からも慕われた。本書では伊方原発訴訟を軸に、真実・自由を求めて闘い抜いた、藤田一良の生涯をつぶさに綴る。
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収録内容
1 | 終りのはじまり(ある上告理由補充書 |
2 | 原発大事故への警告 ほか) |
3 | 第1章 ファウストの取引(伊方原発訴訟、提訴~1973)(運命の来訪者 |
4 | 民事訴訟から行政訴訟へ ほか) |
5 | 第2章 辛酸佳境に入る(松山地裁一審1974~78)(原発を取り巻く状況 |
6 | 他の裁判のゆくえ ほか) |
7 | 第3章 スリーマイルの仔牛(高松高裁控訴審1978~84)(控訴審の始まり |
8 | スリーマイル島原発事故 ほか) |
9 | 第4章 もはや時がない...(最高裁へ上告1985~)(上告理由書 |
10 | チェルノブイリ原発事故 ほか) |