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商品説明
現代の食生活は、遺伝子組み換え食品や狂牛病問題などにみられるように、グローバル化時代を迎えて、ますます食物に対し、不安がつのる時代である。このようなことに対抗する動きとして、地域に根ざした食料生産のあり方に、関心が高まりつつある。このことは、伝統的な食文化を見直す動きにもなっている。すなわち「食」と風土と農業の一体化がみられた戦前の伝統社会を振り返る必要がある。この伝統社会のなかで、食生活や食文化がどのようなものであったのか、あるいはこの100年の変容過程をとらえなおして、現代の食文化を浮き彫りにすることに本書のねらいがある。