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商品説明
老若男女が入り乱れる混浴の公衆浴場、庭先で行水をする女性たち、裸同然の格好で仕事をする人々...。幕末、日本を訪れた外国人たちは互いの裸に無関心な日本人に驚き、その様子をこぞって記録した。しかし急激な近代化が日本人の裸観に影響を与え、いつしか裸を不道徳なものと見なすようになる。同時代資料を丹念に読み解き、日本人の性的関心と羞恥心の変遷をたどる「裸」の日本文化史。
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収録内容
1 | 序章 下田公衆浴場 |
2 | 第1章 この国に羞恥心はないのか!?―ペリー一行らが見た混浴ニッポン |
3 | 第2章 混浴は日本全国で行われていたのか―幕末維新の入浴事情 |
4 | 第3章 日本人にとってのはだか―現代とは異なるはだかへの接し方 |
5 | 第4章 弾圧されるはだか―西洋文明の複眼による裸体観の変容 |
6 | 第5章 複雑化する裸体観―隠すべき裸体と隠さなくてもよい裸体 |
7 | 第6章 五重に隠されるはだか―隠され続ける先にあるもの |
8 | 終章 裸体隠蔽の限界 |